★有機溶液栽培(水耕栽培)の水作り覚え書★
忘れないように・・
有機溶液栽培の水作り手順を記録します。。
畑で野菜を作るためには土作りが大切ですよね。
たい肥を入れたり、肥料を漉き込んだりして
野菜が必要な養分を 土が分解して、
吸収しやすいようにしてやります。
"(-""-)"合ってるかしら。
そんな土作りと同じように、水耕栽培でも
野菜が必要な養分を水中に溶けこませる
必要があります。
野菜に必要な栄養はイオンという形でしか
取り込めない為、土耕でも水耕でも、
必要な養分をイオンに変えてやらなければなりません。
■実際に有機栽培用の水作りをしてみました。■
20リットルの水が入るコンテナに金魚用の
水中ヒーターを入れ、底に固定。
(水作りが気温の低い時期だったので、水中での
養液分解がスムーズになるように、水温を確保)
↓
20リットルの浄水をコンテナに入れる
↓
培養土をお茶パックに詰めて紐で縛る
(大さじ4、5くらいの適当な量)
↓
茶パックの培養土をコンテナの水中に入れる
↓
有機肥料の元である、トウモロコシの汁を煮出した養液
(コーンスティプリカー)を20ml*5回分スポイドで入れる
↓
金魚用のエアポンプブクブクを水中に入れる。
↓
光が入らないように、発砲スチロールで蓋をする
↓
二週間静かに待つ。。。
(我が家は屋内の土間で行いました)
※この間、翌日から連続4日間、コーンスティプリカーを
20mlづつ毎日加える

↓
二日目にかなり生臭い臭いが出ますが、(白い泡も大量に出る)
徐々に薄くなり、四日目くらいから気にならない程度になっていく。
↓
初めは水が白く濁った状態に見えるが、
臭いが収まると同時に、徐々に透き通ってきます。
↓
水中で培養土がコーンスティプリカーの養分を分解し、
アンモニアが発生(野菜には有害)、
そのアンモニアも徐々に分解

※写真は途中(1週間後)でパックテストにより水質検査をした結果。
青がアンモニアが濃く、ピンクが硝酸がまだまだ薄いという状態。
(使用したパックテストの試験薬)
↓
亜硝酸(亜硝酸態窒素)が発生し、
それも徐々に分解され
↓
硝酸(硝酸態窒素)が発生←これが野菜に必要な栄養素

写真は二週間たった時のパックテストの結果。
アンモニア(青)が薄くなってきて、亜硝酸や硝酸(ピンク)が濃くなってきたのが分かります。
理想的には、アンモニア(青)がもっと薄くなっていてほしいところです。
↓
その後安定したら、野菜の苗をコンテナに植えます。

↓
2、3日馴染ませてから、毎日肥料でもある
コーンスティプリカーと、有機ヤシを溶かした水(カリウム)
をスポイドで5~10mlあげます。
また、お茶パックにカルシウムの元となる白い粒(名前忘れた(+_+))を
入れてコンテナに入れ、時々振るって水中にカルシウムを溶かす。
↓

うまくいけば、冬場でも室内で大玉トマトが育ちます。
ただし、室温があまり下がらない場所と、日照を確保してあげなければ
なりません。
農家さんのビニールハウスのように全面から光が当たるといいのですが、
現実はそうもいかず、トマトが3段~4段とれた後は
日照不足からか?葉が黄色くなり、徒長してしまいます。
リビング農園では、窓の高さも考慮すると1.5メートルくらいまでが限度かなぁ。。。